先生からのメッセージと園の記録 窓をあければ

園長先生のメッセージ

2017-08-10

子どもの育ち~まこと幼稚園のまなざし1

皆さん、夏休みはいかがお過ごしでしょうか。

子どもたちはきっと、普段には出来ない経験を

この夏休みにたくさんしていることでしょうね(^^)

さて、幼稚園がお休み中に、

園長先生から、まこと幼稚園が大切にしていることを、

数回にわたって語っていただけることになりました。

まこと幼稚園ってどんな幼稚園?

在園児の保護者の皆さんも、

在園ではないけれどまことが気になる方も、

是非読んでくださいね。

「我が子は、cleverでなくても、wiseに」

まこと幼稚園園長 宮地健一

 『不思議の国のアリス』のアリスが「賢い」振る舞いを表現するとき、その作者ルイス・キャロルは、cleverでなく、wiseと表現しました。

英語のcleverも、wiseも、共に「賢い」と訳されますが、cleverはペーパーテストで高得点を取る賢さを意味し、wiseは生きることに必要な賢さを意味します。

親なら、両方あってほしいでしょうが、どちらかの賢さを選はなければならないなら、断然後者のwiseでしょう。

アリスのように、「不思議な国」に迷い込んでも、生きていける賢さ、このような知恵への扉の鍵をもつのが幼児期です。

 まこと幼稚園の子どもたちを見ていると、年長さんで賢い(wise)子になってゆくのがよく分かります。

最初、子どもたちの中で、泣き叫んでいた子たちが、ひとりひとりが自分の場所を見つけて、そして、友だちを見つけて、共に遊び、作品を作り、そして、劇や合唱、ダンスを協働に作る子たちになるのです。それも、子どもたちで話し合いながら、作るのです。

一般的に、この幼児期は次のようなプロセスを経ます。

年少さんでは、自分を思いっきり出します。同じ年の子どもの中で、わが子の特徴が見えてきます。

年中さんでは、お友だちができるのです。私の大好きな○○ちゃんです。「わたしはあなたがいて、わたし」ということを子どもなりに知るのです。

年長は、全体の中の私、全体の中のわたしたち、そして、全体であるわたしたちの役割を理解して、それを上手に使い分けることができるようになります。

ここでは、どのようにふるまうべきかを的確にわかる知恵が生まれているのです。

小・中・高、このプロセスをある意味では繰り返すのです。知恵を深めるために。

だから、幼児期は、このプロセスを確実に経験しておかねばなりません。

そして、それを子どもたちに生き生きと体験させてあげるのが幼児教育の役割です。

幼稚園は、この成長を押さえながら、子どもたちを保育しているのです。

 我が子のこの時期の成長を楽しんでください。

お母さんが見ていないところで子どもたちは成長してゆきます。

その成長を先生がお母さんに生き生きと伝えてくれますよ。

その報告があなたの子育てを手助けし、励まします。

この時期の子どもたちは、いのちそのものですから、いいですよ。

ともに、この子どもたちの育ちを見つめてゆきましょう。

園長